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現代アートに関する情報など

   
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「オルフェウスとエウリディケ」

アール・ヌーヴォーを代表するフランスの芸術家エミールガレ。
作品のモチーフは、自然の究極の美しさの中にある。昆虫、植物、魚など命の躍動あふれる作品ばかりです。
エミールガレを初めて知った時ドキドキが止まらなかった
美しい!そして格好いいと思った。

 描かれているのはオルフェウスと妻のエウリディケ。

エウリディケある日、毒蛇にかまれて死んでしまう。オルフェウスは黄泉の国に向かい妻を帰してほしいと激しく頼みます。王様は心を動かされ、望みを叶えてやることに。

 しかし、「黄泉の国を出るまでは、絶対に妻を見てはならぬ」というのが王との約束だった。

 人間の国に着く頃、うれしさのあまり、オルフェウスはついふり向いて妻を見てしまう。
 するとそこに居たのは見るも無残に朽ち果てた妻の姿だった・・・。
 
 愛する者を追うが、結局は帰ってこなかったエウリディケ。

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最も残酷な死刑とされた拷問器具装置。

古代ギリシアで設計された拷問および処刑のための装置です。


すべて真鍮で雄牛を鋳造し、中を空洞にして脇に扉をつけた。有罪となったものは、雄牛の中に閉じ込められ、その下で火が焚かれる。真鍮は黄金色になるまで熱せられ、中の人間を炙り殺す。

雄牛の頭部は複雑な筒と栓からなっており、苦しみもがく囚徒が筒から息をしようとすることで猛る雄牛のうなり声のような音へと変調される。

ファラリスは、製作者であるペリロスをだまし雄牛の中に入ったところを、直ぐに外から鍵が掛けた。程無くして下から火が焚かれ、ファラリスはペリロスの悶え苦しむ叫び声を聞くことができた。こうしてペリロスはこの雄牛の最初の犠牲者となった。

ファラリスは罪のないペリロスを殺した極悪非道な人間だったと思われがちですがペリロスこそ極悪非道だったかもしれません。なぜならこのような処刑器具を作り、シチリア島アグリジェントの僭主であったファラリスに取り入ろうとしたからです。

ファラリスは死刑に新たな手法をとりいれたがっていた。それにペリロスがこたえて制作したとされていますが実際の所はどうだったのでしょう。


   
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