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現代アートに関する情報など

   
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12代三輪休雪

エロスとタナトス



去年、銀座に12代三輪休雪展を見に行った。陶芸という制限された造形の世界があんなにも自由に広がっていた事に驚愕した。そこにあったのは大きな土。しかし生きた土だった。精神性があった。おちゃらけがあった。悲しみもあった。哲学があった。そして大きな愛があった。そこには僕の求めるものが確かにあったし、誰もが求める真実があった。その造形物は、対話だ。一言も発していなくても対話が成り立っている。それが芸術だと思うし、それを肌で体感する事が出来た。
 一体これは何なんだ!!
作品を見ていく上で感じた事はまさにこれ。そのばかデカさに圧倒される。しかもそれらは単に奇をてらったものなんかじゃない。大きな母なる愛のようなもので包まれてしまう。

しかし陶芸でここまで型破りな作品が作れるものかと目を疑った。12代三輪休雪は陶芸の限界を超えている。上の写真では人間のあらゆる表情が浮かび上がっていた。悲痛や悲しみ。苦難、試練。



卑弥呼の書



やわらかい海

摩利耶


色っぽさと死。息を飲む美しさだった。そして静寂。海は母。美は死と対照的でもあり共存もしている。とても素敵だった。12代三輪休雪の魅力のとりこにされてしまった!作品の中に自分を登場させ、永遠の願いを描いている。



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